2015年7月13日
複数箇所の粉塵を集中監視し、規定値以上の粉塵飛散を未然に防ぐ
複数の測定場所の粉塵濃度を自動で測定し、測定結果を集中管理します。測定を行いたい箇所に粉塵計を設置して、計測データを管理場所まで伝送し、パソコンにデータを取り込みます。
パソコン側では、粉塵計から伝送されたデータを演算して各測定値として表示・記録などを行い、あらかじめ設定された許容値を超える測定値を検出した場合には、警報装置を動作させることができます。
測定記録はあらかじめ設定された時間間隔で行われ、計測結果はハードディスクに記録されます。粉塵計は使用される用途に応じて選択可能です。
また、粉塵計以外に、風速計・温度計なども接続可能です。
現場の様子
焼却施設の解体工事など、シートなどで隔離され、負圧または、陽圧管理が必要な作業で使用される場合には、差圧計を接続することにより、差圧管理も行えます。
特長
- 事前に調査した換算係数を入力することにより、質量濃度や粉塵中の特定物質の推定濃度をリアルタイムに測定することができます。
- 警報装置を接続することにより、基準値を越えた場合に、警報動作ができます(オプション)。
- 管理室と現場が有線接続不可能な場合に、無線モデムや無線LANによる無線通信ができます(オプション)。
- 表示装置を接続することにより、測定場所などでの数値表示ができます(オプション)。
- 風向風速計を接続することにより、風向風速を同時に表示・記録することができます。(オプション)。
- 差圧計を接続することにより、負圧または、陽圧管理が必要な工事現場の差圧管理が出来ます(オプション)
用途
- 解体工事で発生する粉塵量の把握および対策。
- トラックや重機が動くことにより発生する粉塵の監視。
- 民家や畜舎などに隣接する工事での近隣への粉塵の飛散予防。
- ダイオキシン類などの有害物質を含む土砂の搬出工事での、作業員の安全確保や周辺への飛散防止。
事例
ソフトウェア
複数の測定値を同時表示
画面に接続されている全てのセンサーの測定値をリアルタイムに表示するので、測定場所までデータの確認、回収に行く必要がありません。
あらかじめK値測定を行うことで、質量濃度をリアルタイムに表示できます。