架空線等による損害事故を防ぎます!音と光でリアルタイムに危険察知!
架空線等接近警報システムのコンセプト
本システムは、作業中のオペレーターにバックホウのブームが上空の障害物(電線・信号機)に接近したことを「ブザー音」と「光」で警報する安全補助装置です。
作業中のオペレーターはどうしても刃先に神経が集中してしまい、上空の障害物に気が付かない場合があります。
そこで本システムは、事前に設定した危険な高さまでブームが上昇すると、その傾きをセンサーが検知してオペレーターに警報し、事故を未然に防ぎます。
架空線等接近警報システムの特徴
- 絶対角度で検出
- 機体とブームの傾きで無く、水平面からの傾きを検出することにより、路面の傾きによる影響が少なくなっています。
【水平に対する絶対角度を維持】機体が傾いた状態でも、常に一定の高さで警報します。
【KY活動の一環として】本システムは、事前にオペレーター自身が危険を予測して傾斜を設定するのでKY活動にも繋がります。
- 設定しやすい
- 警戒角度はコントローラの角度設定ボリュームで自由に設定できます。
- 簡単に取り付け
- 充電池で動作するので面倒な電線取り出し作業が無く、現場で短時間に機体に取り付けることができます。
その他機能・特徴
- 傾斜センサーは、水平に対しての絶対角度であり、地盤や機体の傾きに無関係
- 音と光(LED)により警報
- センサーをセットしている状態を外部からも確認可能
- 音響は(大・小・消音)の3段階で設定可能
※夜間や住宅地など警報音を出したくない場合、コントローラの光(LED)のみで警報を行います。
取り付け、操作は簡単に行えます
①運転席に「コントローラ」、ブームに「傾斜検出センサー」を取付け、「センサー接続ケーブル」で接続する。
②「警報LED」をブームの先端部に取付け、ケーブルを「傾斜検出センサー」に接続する。
③「コントローラ」の電源を確認し、角度設定ボリュームを「高」の位置にセットする。
④センサー設定スイッチを「入」側にし、警報したい角度までブームを上昇させる。
⑤「コントローラ」の角度設定ボリュームを警報が始まる位置まで左に回す。
⑥警報が止まる境界部まで角度設定ボリュームを戻し、警報が始まる側へ微調整する。
これで設定は完了します。
※架空線等の無い場所で、高さを計りながら警報確認しましょう
仕様
傾斜検出センサー(耐水、耐震動、耐スパークノイズ)
検出(傾斜角度) | 1°単位 (最大120°) |
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コントローラ(耐水、耐震動、耐モータノイズ)
スピーカー出力 | 大(80dB)、小(65dB)、消音 |
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赤外線照射 | 160° |
連続使用時間 | 16時間 |
構成品
標準構成品 | コントローラ、内蔵充電池・内蔵充電池用充電器、傾斜検出センサー、警報LED、センサー接続ケーブル |
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